画像は有効なPRツール
「コンテンツ制作のポイント」でも取り上げたとおり、ユーザーは訪れたサイトを隅から隅まで注意深く見るわけではありません。
特に、画像がなく文字が連続するサイトは、ユーザーに避けられやすいので、分かりやすい見出しをつけたり、彩り豊かなバナーを用いて、購買意欲をそそる訴求効果あるコンテンツを制作する必要があります。
他のどのサイトでも取り扱っていないレア情報や、どこよりも詳しい内容を説明しているサイトであれば、文字ばかりのページでもその情報を欲しいというユーザーは読むかもしれませんが、それは限られたサイトやユーザーです。
FLASHや切替画像についても、使い方を誤らなければ、よりコンテンツを分かりやすくしますし、サイトの印象を残す便利なツールとなります。
FLASH/動画とユーザー意識
FLASHは、新作映画のPRや、誰もが知っている有名な企業・商品サイトの入り口画面、トップページの上部画像などに用いてユーザーに訴求するとともに強い印象を残す役割を果たします。
FLASHは使い方によっては、ユーザーに企業・商品イメージを効果的にPRする便利なツールとなりますが、あまりに動きの多いFLASHをトップページやページ上部に使ってしまうとマイナス効果も生じてしまいます。
人間行動学的に人は動くものに目が向くため、動きの多いFLASHを用いると肝心のコンテンツへの注意が払われなくなり、結果として内容についての記憶が薄くなってしまいます。その結果、「あのサイトはこんなイメージ」という記憶は残っても、コンテンツの記憶はほとんど残らない場合もあります。
特に、ユーザーが企業・事業主を特定せずに検索エンジンからキーワード検索で情報を探す場合、ユーザーが求めているのは完成度の高いFLASHではなく、商品やサービスの旬な情報、わかりやすい説明です。
同様に、一般の企業がサイトでユーザーに伝えたい内容は、FLASHの完成度の高さやカッコよさではなく、自社・商品のPRやイベント・最新情報などのコンテンツです。
FLASHの制作にお金をかけるのであれば、ユーザー目線でわかりやすいコンテンツ制作を行うことのほうが重要なのです。